診療室

歯ブラシ指導も もう終盤・・・・


フッ素塗布とシーラント処置と同時に実施している活動に
歯ブラシ そして 口腔衛生指導用顎模型と指導用大型ブラシの配布、
学校の先生方への学童指導用テキスト配布及び指導のための指導があります。
これは 各学校の低学年担当の先生方を対象に実施しています。
低学年からの歯ブラシ習慣の徹底が長い目で見て必要と思われたので
コスラエ州の7つの全エレメンタリー・スクールで行っています。
私自身での指導ではなく 各学校の先生方による学童への指導は 
こうした予防活動は 継続されることを前提とし 継続されて初めて
効果が現れますから 帰国が決まっている私よりは
生徒達と身近な そして長く付き合える先生方が何よりも
最良の指導者であると判断したためです。


フッ素塗布は 1100名を2クール、シーラント処置は600名ほどを実施。
歯ブラシ指導関係も 残り一校となりました。
現場と子供が好きな私にとって 学校巡回が終了することは
とても寂しいのですが 終わりは着実に近付いています。

写真は 実際、先生方に歯ブラシ指導用模型を使用しながら
子供達へ指導していただいているところをパチリ。
シーラント処置が終わり次第、予防活動報告として
詳細をアップしますが 取りあえずのお仕事風景として
小学校の教室が写っている写真を更新してみました。

もう一枚の写真は 道路のない陸の孤島となっているワラン村の
学校へ巡回に行ったときのもの・・・。
5/24 早朝 満潮時に出発・・・しかし・・・・港に行ってみると
何と・・・今回は アウトリガー・ローカル・カヌーを使用すると言われて
びっくり・・・ちょっと、ちょっと・・・・器材はどこに積むの・・・ほんとなの?
・・・本当でした・・・。
でも、意外に快適・・・船に弱い私ですが 酔いもせず 時々、被る海水も
心地よく マングローブ・チャネルを探検みたいに ワクワクしながら
ワランまで・・・。
マングローブの水路は初めての体験。マングローブ蟹やら
ひだひだの根を張るマングローブではない樹木、カヌーを漕ぐローカルの
技術・・・色んなことに感動しつつ ワランに到着。
約一時間オーバーのジャングルクルーズでした。
これは お薦め。

問題は 帰り道。
ワランでの仕事を終え さぁ、では帰りましょうとなったのはいいのですが
帰路は カーという木で本体、マングローブでアウトリガーを作っている
本当にシンプルな本物のカヌーで 外海から帰るというのです。
確かに引き潮になっているので マングローブ水路は使えない。
出発の時に気が付くべきでしたが 時既に遅し。
一時間オーバー、頼りなげに進むカヌーで外海を進む私達は
非常に 非常に危険だったと思う・・・・。
ナチュラル・ハイになりそうなほどの動揺を隠しつつ
両手は船を掴んだまま 転覆したら あーしてこーして・・・と
そんなことばかりを考えていました。
でも、この大冒険も無事、帰宅できたので 結果オーライ。

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