診療室


<検診器材>


ディスポーザルミラー
探針
器具及び手指清拭用綿花
消毒用アルコール
ディスポーザルグローブ
滅菌ガーゼ
   検診表
ハリケーンゲル


多いときで 一日200人ほどを たったこれだけの器材で検診します。
綿花は無くなり次第、追加していきますが
ミラーは在庫の関係から 一校当たりの使用本数に限界があるので
使わないようにしています。

滅菌ガーゼは 検診中に抜歯を行う場合が多いため準備しています。
抜歯は いわゆる脱落寸前の乳歯が対象です。
脱落寸前の乳歯がなかなか、抜けなく感染させてしまい
来院する児童が多いので 思い切って検診時に抜歯をしています。

この場合、勿論、無麻酔、グローブはしていても器具を使わずに
素手で抜きます。一応、表面麻酔は常備していますが 殆ど
使用しません。子供達も 気がついたときには歯を抜かれている、
という感じで 泣く子はまずいません。

検診時での抜歯が無理であると判断した児童には自力での
早期抜歯を指導しています。

日本では 脱落寸前乳歯による感染症例が少なくなっていますが
ここでは 当たり前のようにあります。父母の乳歯に対する意識の
低さ、日本のような”上の歯が抜けたら縁の下に・・・”という
乳歯に関する文化?のなさが原因の一つでしょう。